2007-10-01

企業見学:ISUZU自動車とIBM





今日は、午前にISUZU自動車の工場(藤沢工場)、午後は、大和にあるIBMを訪問しました。
学校の授業見学ももちろん非常に価値のある学習の場なのですが、少し違う視点を入れることで、分析や解釈の枠組みも広がります。実際、この2つの企業見学後、ハムゼの学習動機はずいぶんアップしたと思います。

ISUZU自動車の工場見学(2時間)
ISUZU自動車のマネージャに概要説明をしてもらい、その後工場の中を見学させていただきました。車の製造プロセスをみるだけでもかなり興味深いのですが、特にハムゼにとって勉強になったのは、職場の環境デザイン(Design for working environment)とシステムでした。何か問題が発生すれば、すぐに対応できるようなシステム作り、高品質を維持するためのモデルとその普及と強化、機械化による品質維持と人間の作業の分業。

教育もかつては、効率よく与えられた知識を獲得するための教授方法を、車の製造プロセスや分業なども参考にしていたと聞いたことがあります。実際にその現場をみることで、本だけでしか学べなかった理論を自分の体験として理解できたのではないでしょうか。

ハムゼが最後にマネージャーに質問したことは以下の2点
① 三菱などもトラックを作っていると思いますが、顧客にISUZUの車を買ってもらうために、どのような工夫をしているのか、どのような差別化をしているのか。
② 日本以外の国(タイなどアジア諸国)に工場を持っているというが、どのように日本と同じ質を維持しているのか。

車の製造過程をみるのは経験だったこと、また車を生産する様々な工夫、質を維持するための工夫、国を超えたコラボレーションなども知ることができたので、非常に学ぶことが多かったと感動していました!

IBM大和研究所見学(1時間半)
”ハムゼの目がキラキラしていた”と表現するのがいいのでしょうか。IBMでの見学のあと、興奮して、”Great”という言葉を連発していました。自分たちはクライアントとしてPCを利用しているけれど、そのPCのインターフェースがどのように開発されているのか、どのようにシステムがカスタマイズされているのかを考えたこともなかったと話していました。

現在IBMはノートPCをLENOBOへ売却し、実質IBM大和研究所では、ユーザビリティーとアクセシビリティに対応したインターフェースの開発、デジタル機器に搭載する様々なシステム開発などを行っているそうです。また、IBMが開発したセルプロセッサやシステムは他の企業(たとえば、ゲームでいうと任天堂やSONYなど)に利用してもらうなど、企業間での協同によって自分たちの位置づけを確保しているということです。

今日は、その一部を見学させてもらい、IBMの新テクノロジーを体験でき、感動していました。

このような他の企業とのコラボレーションや、アクセシビリティを考慮したインターフェースの開発、社会貢献などIBMの姿勢や取り組みにずいぶん興味をしめしていました。

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