2007-09-03

プレゼンテーション ワークショップ(1日目)


プレゼンテーション研修では、パワーポイントの使いかた(SKILL)ではなく、①どのようなプレゼンテーションが視聴者にとっていいのか、②プレゼンテーションを使ったプロジェクト学習の2つの内容について行った。

本ワークショップは、大学4年生の魚住くんが中心になって準備をしてくれた。その理由として、彼と彼らのチームは高等学校の教科情報でプレゼンテーションを利用したプロジェクト学習を2年以上経験しており、彼らの知見が今回のワークショップに有益だと考えたからである。

1日目は、どのようなプレゼンテーションが視聴者にとっていいのかについてディスカッションを中心に行った。

まずは、UNRWAの先生が作ったプレゼンテーションを全員(大学生、大学院生6人)で観察し、PMIシートにPlusポイント、改善する点(Minus)、興味深い点(Interesting)の3点について議論しました。

その中で特に興味のあった部分は、子どもたちの個人写真を利用する際に保護者や生徒の許可をとったのか、という点に関して、ハムゼから「これは文化の差異を考えさせられるものだ」という意見がでました。シリアでは、子どもたちの個人写真を使うということは、子どもたちの動機付けにつながる。」ということでした。

日本で考えられている内容や方法が必ず正しいのではなく、社会・文化的な視点から物事をとらえ、すべての活動や考えに対して異なる意味や価値があることを考慮してワークショップをしていかなくてはいけないということに気づけたのではないだろうか。

※今日から研修に参加してくれた院生や学部生にも振り返りシートをかいてもらうことにした。もちろん私も。そうすることによりこの研修が学部生や院生にとっても学びの場であることが確認できるだろう。(Situated Learningの視点から)

報告:岸 磨貴子

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