今回のディスカッションで、今後UNRWAプロジェクトをどのように展開すべきか明確にみえました。
”評価の力を身につける” そして ”解釈、考察の力を身につける”ということです。
UNRWAプロジェクトでは、学習者中心型教育を促進する取り組みを行ってきました。そのツールとしてICTを利用した学習方法などを紹介してきたりしましたが、その評価があまりにも表面的だということに気づきました。
これまで、教師からのフィードバックということで、5回に分けてインタビュー調査をまとめ報告していたのですが、それがハムゼ自身に反映されていませんでした。
たとえば、ナスマやハイサムが学習者中心型の授業を実践したところ、「これまで生徒たちは完全に個人学習をおこなってきたため、8年生で突然協調学習を取り入れたところで混乱するばかりだった。グループでの役割を決めるにも問題が行ったし、民主主義的な決定ということをしたことがないので、けんかが起こったり。さらに、できる子だけが学習活動を独占し、それ以外の子どもたちは、参加できずにいたりする場面もありました。もちろん、声をだしたり、実際に触ったり見たりできるのは楽しくやっていましたが、それは当然で、学習目標を達成できたかというと疑問です。私自身協調学習や学習者中心型教育の重要性は認識し、是非実施していきたいと思いますが、そのためには、まずもっと低学年から他者と協調してやることを学ぶ必要があると思います」
この話をハムゼにしたところ、「ナスマやハイサムはうそをついている。それは事実ではない。学習者中心型教育は時間も労力も必要となるので、そういうことをいって、言い訳しているだけだ。教師野問題だ」といいます。
ハイサムとナスマはUNRWAの学校でももっとも熱心な先生で、ボランティアとしてプロジェクトでも重要な役割を果たしてくれている人たちです。なぜハムゼがこういう発言や考え方をしているかというと、これまでUNRWAが表面的な評価の方法に問題があると思いました。
実際、夏のプラグラムで理科のクラブを実施したのですが、その評価さえもハムゼと私の間でずいぶん評価に乖離がありました。日本人が観察し評価したところ、目的にもまったく到達せず、適応した方法はいい加減で、コンセプトも分からないままに、単に生徒にやらせているだけでした。ところが、ハムゼは、「生徒は喜んでいた、あのクラブはよかった」と主張します。生徒が喜べばいいのか、生徒が楽しいといえば成功なのか。
まだまだ議論し、しっかりつめていかなければいけないところがあると思いました。そして同時に今後UNRWAプロジェクトをどのように展開すべきかハムゼとのディスカッションの中で明確にみえてきたことはよかったと思います。
生徒が楽しそうにしている、生徒が喜んでいる、それがすべて評価ではないし、一部の生徒にインタビューして「すごくよかったです」という言葉を完全に信じて、全体をみていない。妥当性も有効性もないデータのとりかたである。まずはそこからしっかり改善していかんければいけないと思った。
2007-10-02
ディスカッション
今日は、高校の先生および慶應大学院の院生をしているFUKUMIさんと、岸、田邊そしてハムゼの4人で3時間ほどにわたるディスカッションをしました。
テーマは以下のとおりです。
1)授業設計
(ハムゼ主張)講義型の授業はしてはいけない。必ずどこかにアクティビティをいれなければいけない。
(岸・田邊主張)講義方の授業もまた授業である。学習者の状況に応じた方法を採用すべきであり、「・・・でなければいけない」ということを他者から強制されるのではなく、教師と生徒のコミュニケーションや相互関係の中で教師が最適なものを選択し、適応する。
(FUKUMIさん)一生懸命教師が働きかけないと勉強しない生徒がいるから、講義方の授業は難しいと思う(※彼女は高校で古文や漢文を教えている)
2)授業の単位
(ハムゼ)授業というものは、一つの授業で一つが完結するので、一つの授業をみればその授業のよしあしが分かる。
(岸・田邊主張)授業というものは、ユニットで捉えることができる。ユニットの単位は、単元であるかもしれないし、学期で捉えることができるかもしれないし、いろんな単位がある。たった1回の45分の授業に様々な学習目標を組み込みそれをすべて45分の間で達成するのは難しい。しっかり覚えさせなければいけない場面では、ドリル学習や講義さえも必要になることもある。
※講義型がよいということを主張しているのではなく、授業の形態には様々なものがあり、教育目的に応じて決めることが望ましいということ。
3)個人の学習スタイルに合わせた授業展開
(ハムゼ主張)知識伝達の授業の場合、実際にやって学習することを好む生徒(Kinesthetic learning)、聞いて学習することを学ぶ生徒(Auditory learning)、視覚を通して学ぶ生徒(Visual Learning)がいるため、講義だと生徒の多様な学習スタイルに対応できない。
(岸主張)それに関しては同意だけれど、実際UNRWAの先生にインタビューしたところ、UNRWAの生徒は、逆に協調学習より講義型を好む生徒がいると聞いた。日本のように学校自体が学びの共同体として協同して学習することが多い文化ならまだしも、今まで完全に個人主義の方法を採用してきたUNRWAでいきなり協調学習を導入することで生徒が動揺し何をすればいいか分からず混乱している生徒もいるという。個人の学習スタイルについて述べるのであればしっかりした調査が必要。
4)Group workや協調学習の重要性は認識できたがそれをどのようにUNRWAで適応できるのか。
(ハムゼ)機材や学習環境が整っていないので難しい。
(岸)環境の問題ではない。
5)転移
(ハムゼ)UNRWAの生徒は、紙面上でのテストの成績はすばらしいが、生活能力や問題解決能力はきわめて低い。これが今後の課題だ。
(岸)評価の方法が異なる。実際リムなど、新しい方法を採用しているが、生徒の動機付けに成功しても成績が一気に落ちてしまい悩んでいた。新しい方法を採用するには、新しい評価方法も同時に導入していく必要がある。
6)ワークシート
(ハムゼ)ワークシートとは、生徒の高次思考力を促すためのものだ。教師が言ったことをコピーするのは、ワークシートではない。UNRWAでもワークシートに関して誤解がおきていて、それは問題視している。ワークシートを、問題を解くための質問紙として扱っている人がいる。
(田邊先生)ワークシートとは、学習目標に達するため、生徒が参照できる道しるべ(milestone)である。達成にむけて、Small stepで、多様な人の意見も聞き入れながら学習を支援するための道具(Tool)である。
(Fukumiさn)ワークシートとタスクシートは違うのでは?
(岸)ワークシートにもいろんなレベルのものがある。目的応じて違う。考えさせるためのもの、実験したものを記述させるもの、教師が言ったキーワードをメモするもの(特に社会など)様々であり、ワークシートが果たす役割もいろいろである。ワークシートがどういうものかということに焦点を当てるより、ワークシートがいろんなタイプの授業の中でどのように授業を支援できるのかについて話し合ったほうがいい。
7)慶應で見学した家庭科の授業について
(ハムゼ)あれは知識伝達の典型的な学習でよくない。
(岸・田邊先生)あれはあれでいい授業だ。ワークシートを利用させて、生徒に開きさせない授業を展開していて、誰も寝たり退屈そうにしている生徒がいなかった。
(ハムゼ)今日見学した大学の授業ではほとんどの生徒が寝たり、違うことをしていた。知識伝達の典型的な例である。
(岸)今日見学した大学の授業は、内容が非常に難しく、また受講している学生の動機も様々である。単位がとりやすい授業ということで、とりあえず参加しているだけの学生もいるので、あの一面だけをいて、知識伝達の授業が悪いということはできない。
(岸)家庭科の授業に関して言えば、マルチ商法といった生徒にとって身近なテーマで、生徒は話を聞くだけでも非常に関心をもって授業に参加している。教師の話し方にもメリハリがあり、内容も難しくないので、生徒は声に出したり教師の支援がなくても、自分で自己内省することができているのでは。一方今日の大学の授業や古文や漢文といった難しい内容では、教師が一方的に知識を与えるだけでは、本当に分かっていない生徒がどんどん増えてくるので、場面場面で生徒の理解を確認するといったことが必要になる。つまりインタラクションや確認のためのアクティビティが必要になるだろう。このように、授業の内容によっても、適応できる授業スタイルは違うので一概に「これはダメだ」という決め付けはよくない。
以上のテーマについて3時間ディスカッションしました。なかなか終わりが見えないので、更に文献などを参考にしたり、他の人の意見を聞きながら理解を深めていきたいと思います。
今日もとても長い一日でした。みなさん、おつかれさまでした。
テーマは以下のとおりです。
1)授業設計
(ハムゼ主張)講義型の授業はしてはいけない。必ずどこかにアクティビティをいれなければいけない。
(岸・田邊主張)講義方の授業もまた授業である。学習者の状況に応じた方法を採用すべきであり、「・・・でなければいけない」ということを他者から強制されるのではなく、教師と生徒のコミュニケーションや相互関係の中で教師が最適なものを選択し、適応する。
(FUKUMIさん)一生懸命教師が働きかけないと勉強しない生徒がいるから、講義方の授業は難しいと思う(※彼女は高校で古文や漢文を教えている)
2)授業の単位
(ハムゼ)授業というものは、一つの授業で一つが完結するので、一つの授業をみればその授業のよしあしが分かる。
(岸・田邊主張)授業というものは、ユニットで捉えることができる。ユニットの単位は、単元であるかもしれないし、学期で捉えることができるかもしれないし、いろんな単位がある。たった1回の45分の授業に様々な学習目標を組み込みそれをすべて45分の間で達成するのは難しい。しっかり覚えさせなければいけない場面では、ドリル学習や講義さえも必要になることもある。
※講義型がよいということを主張しているのではなく、授業の形態には様々なものがあり、教育目的に応じて決めることが望ましいということ。
3)個人の学習スタイルに合わせた授業展開
(ハムゼ主張)知識伝達の授業の場合、実際にやって学習することを好む生徒(Kinesthetic learning)、聞いて学習することを学ぶ生徒(Auditory learning)、視覚を通して学ぶ生徒(Visual Learning)がいるため、講義だと生徒の多様な学習スタイルに対応できない。
(岸主張)それに関しては同意だけれど、実際UNRWAの先生にインタビューしたところ、UNRWAの生徒は、逆に協調学習より講義型を好む生徒がいると聞いた。日本のように学校自体が学びの共同体として協同して学習することが多い文化ならまだしも、今まで完全に個人主義の方法を採用してきたUNRWAでいきなり協調学習を導入することで生徒が動揺し何をすればいいか分からず混乱している生徒もいるという。個人の学習スタイルについて述べるのであればしっかりした調査が必要。
4)Group workや協調学習の重要性は認識できたがそれをどのようにUNRWAで適応できるのか。
(ハムゼ)機材や学習環境が整っていないので難しい。
(岸)環境の問題ではない。
5)転移
(ハムゼ)UNRWAの生徒は、紙面上でのテストの成績はすばらしいが、生活能力や問題解決能力はきわめて低い。これが今後の課題だ。
(岸)評価の方法が異なる。実際リムなど、新しい方法を採用しているが、生徒の動機付けに成功しても成績が一気に落ちてしまい悩んでいた。新しい方法を採用するには、新しい評価方法も同時に導入していく必要がある。
6)ワークシート
(ハムゼ)ワークシートとは、生徒の高次思考力を促すためのものだ。教師が言ったことをコピーするのは、ワークシートではない。UNRWAでもワークシートに関して誤解がおきていて、それは問題視している。ワークシートを、問題を解くための質問紙として扱っている人がいる。
(田邊先生)ワークシートとは、学習目標に達するため、生徒が参照できる道しるべ(milestone)である。達成にむけて、Small stepで、多様な人の意見も聞き入れながら学習を支援するための道具(Tool)である。
(Fukumiさn)ワークシートとタスクシートは違うのでは?
(岸)ワークシートにもいろんなレベルのものがある。目的応じて違う。考えさせるためのもの、実験したものを記述させるもの、教師が言ったキーワードをメモするもの(特に社会など)様々であり、ワークシートが果たす役割もいろいろである。ワークシートがどういうものかということに焦点を当てるより、ワークシートがいろんなタイプの授業の中でどのように授業を支援できるのかについて話し合ったほうがいい。
7)慶應で見学した家庭科の授業について
(ハムゼ)あれは知識伝達の典型的な学習でよくない。
(岸・田邊先生)あれはあれでいい授業だ。ワークシートを利用させて、生徒に開きさせない授業を展開していて、誰も寝たり退屈そうにしている生徒がいなかった。
(ハムゼ)今日見学した大学の授業ではほとんどの生徒が寝たり、違うことをしていた。知識伝達の典型的な例である。
(岸)今日見学した大学の授業は、内容が非常に難しく、また受講している学生の動機も様々である。単位がとりやすい授業ということで、とりあえず参加しているだけの学生もいるので、あの一面だけをいて、知識伝達の授業が悪いということはできない。
(岸)家庭科の授業に関して言えば、マルチ商法といった生徒にとって身近なテーマで、生徒は話を聞くだけでも非常に関心をもって授業に参加している。教師の話し方にもメリハリがあり、内容も難しくないので、生徒は声に出したり教師の支援がなくても、自分で自己内省することができているのでは。一方今日の大学の授業や古文や漢文といった難しい内容では、教師が一方的に知識を与えるだけでは、本当に分かっていない生徒がどんどん増えてくるので、場面場面で生徒の理解を確認するといったことが必要になる。つまりインタラクションや確認のためのアクティビティが必要になるだろう。このように、授業の内容によっても、適応できる授業スタイルは違うので一概に「これはダメだ」という決め付けはよくない。
以上のテーマについて3時間ディスカッションしました。なかなか終わりが見えないので、更に文献などを参考にしたり、他の人の意見を聞きながら理解を深めていきたいと思います。
今日もとても長い一日でした。みなさん、おつかれさまでした。
学習目標の設定
ハムゼとのディスカッションでよく衝突する部分がいくつかあります。
その一つが、発達段階を考慮した授業設計ができていないということです。
たとえば、目標設定について取り上げます。田邊先生にもアドバイスもらったので、これを踏まえて、ハムゼとのちほどディスカッションしたいと思います。
一般的には、1年生から4年生までは、親や教師から言われたこと、与えられた課題をしっかりやり遂げるということが重要になります。
4年生を超えると自分たちで課題を発見したり、自分たちの学習活動を内省しそこから次の目標を決めるなどしはじめることができます。
さらに学年があがると、課題をみつけそれを自分で解決する方法を少しずつ学ぶようになります。
このように発達段階に応じた授業設計、学習目標を設定することが必要になるので、一概に「すべての授業でこうすべきだ」といったことを推進するのではなく、ある程度学習者の状況を考慮したディスカッションができるとさらに効果的だと思いました。
そもそもこの話がでてきたのは美術の先生からのコメントでした。
「なぜ子どもたちはこんなにも熱心に学習活動に取り組むのか」という質問に対し、以下のように応えていただきました。
「まずは生徒の自発性を大切にする。生徒が何をしたいのかということをしっかり”考えさせる”。自分で決めたことは責任をもってやりとげようとする。そのため、必ず何か制作する前には2時間以上時間をとってスケッチをさせる。スケッチをさせ、自分のやりたいことを表現させ、イメージが明確になれば、しっかり取り組むことができる。イメージが曖昧なままあ進めると、最後まで曖昧なまま終わってしまう。スケッチの段階で、自分ができそうだ、できなさそうだということを自分で判断することができるし、”判断する”、”挑戦する””課題をみつける”といったことを自分たちでさせるようにさせている。言いかえれば、課題を与えるのではなく、できるかできないかも含めてPlaning(計画)をしっかりさせるようにしている。このPlaningの段階では、”なんとなく”を”明確な目標設定”にする。ここで考える力も含めて身に着けることが大切である。」
先に美術の授業と主要科目の連携の重要性について報告したけれど、科目を縦割りにすることで切り落としてしまっている重要な要素もあるので、それを連携させることでより幅の広い授業が展開できるようになればいいと思いました。これはシリアだけではなく、日本にとっても課題であるため、これをきっかけに英国の事例なども参考にいろいろ私自身もハムゼと一緒に学んでいきたいと思います。
その一つが、発達段階を考慮した授業設計ができていないということです。
たとえば、目標設定について取り上げます。田邊先生にもアドバイスもらったので、これを踏まえて、ハムゼとのちほどディスカッションしたいと思います。
一般的には、1年生から4年生までは、親や教師から言われたこと、与えられた課題をしっかりやり遂げるということが重要になります。
4年生を超えると自分たちで課題を発見したり、自分たちの学習活動を内省しそこから次の目標を決めるなどしはじめることができます。
さらに学年があがると、課題をみつけそれを自分で解決する方法を少しずつ学ぶようになります。
このように発達段階に応じた授業設計、学習目標を設定することが必要になるので、一概に「すべての授業でこうすべきだ」といったことを推進するのではなく、ある程度学習者の状況を考慮したディスカッションができるとさらに効果的だと思いました。
そもそもこの話がでてきたのは美術の先生からのコメントでした。
「なぜ子どもたちはこんなにも熱心に学習活動に取り組むのか」という質問に対し、以下のように応えていただきました。
「まずは生徒の自発性を大切にする。生徒が何をしたいのかということをしっかり”考えさせる”。自分で決めたことは責任をもってやりとげようとする。そのため、必ず何か制作する前には2時間以上時間をとってスケッチをさせる。スケッチをさせ、自分のやりたいことを表現させ、イメージが明確になれば、しっかり取り組むことができる。イメージが曖昧なままあ進めると、最後まで曖昧なまま終わってしまう。スケッチの段階で、自分ができそうだ、できなさそうだということを自分で判断することができるし、”判断する”、”挑戦する””課題をみつける”といったことを自分たちでさせるようにさせている。言いかえれば、課題を与えるのではなく、できるかできないかも含めてPlaning(計画)をしっかりさせるようにしている。このPlaningの段階では、”なんとなく”を”明確な目標設定”にする。ここで考える力も含めて身に着けることが大切である。」
先に美術の授業と主要科目の連携の重要性について報告したけれど、科目を縦割りにすることで切り落としてしまっている重要な要素もあるので、それを連携させることでより幅の広い授業が展開できるようになればいいと思いました。これはシリアだけではなく、日本にとっても課題であるため、これをきっかけに英国の事例なども参考にいろいろ私自身もハムゼと一緒に学んでいきたいと思います。
美術 没頭(FLOW)と教育

3時間目は、美術の授業を2つ見学しました。
1つは写生、もう一つは陶器づくりでした。
どちらの生徒も真剣に取り組み、他の生徒の様子もみながら自分の作品に取り掛かっていました。
ハムゼも以前滋賀県で陶器作りを体験したので、陶器作りのクラスに大変興味を示していました。
3時間目の後半は、美術の授業での生徒の学習態度についてハムゼとディスカッションしました。
美術の時間では、生徒たちは活動に一生懸命に取り組んでいる。このように人がある活動に”没頭”する状態をチクセントミハイは、FLOWという言葉を使って説明しています。
英国では近年創造教育が推進され、新しいものを作り出す楽しさや喜びからFLOWを促進し、それを学習の中に組み込むといったこともしています。要するに、ARTを他の科目と切り離して考えるのではなく、科目の中にARTの要素をいれ、学習の目的を”創造性”とし、学習活動を展開していくということです。創造性(Creativity)を育成するということは、もちろん批判的思考、つまり高度思考力が必要となります。ARTがもつ様々な側面、FLOW、楽しさ、高度思考力を生かした学習展開についてハムゼとディスカッションしました。
これまで、社会、理科といった主要科目と総合的学習や表現活動、選択科目といったようにいろんなタイプの授業をみてきましたが、「UNRWAでは、こういうのは無理だなぁ」ということをたびたび話していましたがその重要性にについては、しっかり認識しているので、それぞれを別物として捉えるのではなく、創造学習の一貫として主要科目の中にも表現活動やARTの要素をいれた活動を推進できるようなモデルや方法を提案できるようにしていきたいです。
ところで、ハムゼがその件でUNRWAの問題点を指摘していたのですが、スーパーバイザー同士でも横のつながりや協力体制が無いのに、現場の先生に他の科目の先生と協力してやるということを進めるのはすごく難しいということです。たとえば、美術の先生と社会の先生が一緒になって何かをするとき、その活動の責任をどのスーパーバイザーがとるのか。責任はどちらもとらないし、うまくいけばその成果の取り合いになる。一緒に協力するという体制ができていないので、まずはそこからなにか働きかけをしないといけないといっていました。
1つは写生、もう一つは陶器づくりでした。
どちらの生徒も真剣に取り組み、他の生徒の様子もみながら自分の作品に取り掛かっていました。
ハムゼも以前滋賀県で陶器作りを体験したので、陶器作りのクラスに大変興味を示していました。
3時間目の後半は、美術の授業での生徒の学習態度についてハムゼとディスカッションしました。
美術の時間では、生徒たちは活動に一生懸命に取り組んでいる。このように人がある活動に”没頭”する状態をチクセントミハイは、FLOWという言葉を使って説明しています。
英国では近年創造教育が推進され、新しいものを作り出す楽しさや喜びからFLOWを促進し、それを学習の中に組み込むといったこともしています。要するに、ARTを他の科目と切り離して考えるのではなく、科目の中にARTの要素をいれ、学習の目的を”創造性”とし、学習活動を展開していくということです。創造性(Creativity)を育成するということは、もちろん批判的思考、つまり高度思考力が必要となります。ARTがもつ様々な側面、FLOW、楽しさ、高度思考力を生かした学習展開についてハムゼとディスカッションしました。
これまで、社会、理科といった主要科目と総合的学習や表現活動、選択科目といったようにいろんなタイプの授業をみてきましたが、「UNRWAでは、こういうのは無理だなぁ」ということをたびたび話していましたがその重要性にについては、しっかり認識しているので、それぞれを別物として捉えるのではなく、創造学習の一貫として主要科目の中にも表現活動やARTの要素をいれた活動を推進できるようなモデルや方法を提案できるようにしていきたいです。
ところで、ハムゼがその件でUNRWAの問題点を指摘していたのですが、スーパーバイザー同士でも横のつながりや協力体制が無いのに、現場の先生に他の科目の先生と協力してやるということを進めるのはすごく難しいということです。たとえば、美術の先生と社会の先生が一緒になって何かをするとき、その活動の責任をどのスーパーバイザーがとるのか。責任はどちらもとらないし、うまくいけばその成果の取り合いになる。一緒に協力するという体制ができていないので、まずはそこからなにか働きかけをしないといけないといっていました。
学校訪問 4日目 (慶應義塾湘南藤沢中・高等部)

今日は、慶應の授業を見学する最後の日です。
午前中は授業見学、午後は大学の授業や現職の先生とのディスカッションをしました。
今日の活動時間は朝の8時半から夜の9時・・・・。だいぶがんばりました。
とくに6時から9時の3時間にわたるディスカッションは非常に意味深いものでした。
詳細については後ほど報告します。まずは授業見学についてと今後の課題について報告します。
今日見学した授業は以下のとおりです。
1時間目 英語
2時間目 英語(帰国子女クラス)
3時間目 美術
4時間目 英語(帰国子女クラス)
2時間目 英語のクラス(2時間目 帰国子女クラス)
この授業では、音楽をテーマに生徒が自分たちが好きな曲を選び、その曲についての背景、音楽の意味、自分の意見について発表する。生徒によって発表の内容にだいぶ差があるが、生徒によっては、クリティカルに曲の内容を解釈し、しっかり自分の意見を創造していた。たとえば、「この曲は、母の愛を表しているようにみえますが、作曲の・・の生まれた環境から実は・・・と意味しているのではないかと思います」「この曲はビートルズの最盛期の曲ですが、この曲がヒットした理由として・・・ということが考えられるのではないかと思います」といったように、単に曲の紹介ではなく、作者や歌手の背景、時代を考慮しながら曲について発表している生徒もいた。
ハムゼはクリティカルシンキングとクリエイティビティを視野にいれた実践だ、といって非常に興味を示していました。また、発表者だけでなく視聴者も発表に関わる工夫がされていた。たとえば、視聴者は発表者に対してコメント(メッセージ)をするようになっており、よかった点、改善したほうがいい点、興味をもった点をまとめていた。
高次思考力に興味を持っているハムゼは授業を観察する際、その授業がBLOOMが提案している教育の目標(Objective of the education)のどこにあたるかを分析できるようになっているのがすごく嬉しい。始めは、何の目的もなく授業を”見学”していたが、今は、動機付けの方法やタキソノミーを考慮した授業分析ができるようになっている。
ところで、今後の課題として、”Creativity"についてしっかり理解を深めたいと思った。自分の意見をいうこともCreativityということができるのか。意味を作り出すこと(Mean making)、知識を構築すること(Knowledge construction)、提案(Suggestion)など以外に何をCreativityということができるのか。イギリスの創造的学習を参考にしながらCreativityについて理解を深めたい。それが高次思考力の理解を促進させるだろう。
4時間目 英語クラス(帰国子女クラス)
この授業はだいぶ高度な授業内容だった。国連の会議という仮想空間を作り出し、各国の代表がどのような視点から”平和”について捉えているのかをグループごとに発表していた。
一番初めのグループは、(偶然にも)イスラエルからの代表の演説でハムゼもイスラエルの主張にだいぶ何か言い足そうな感じでした。しかし、これがこの授業の面白い点だと思った。なぜなら、次はオーストリア代表の演説でそこにはイスラエルとはまったく異なる視点で平和と捉えて今後の平和活動の提案をしている。つまり、それぞれのグループが、どこかの国の代表というアイデンティティを持って、自分たちの意見を述べ、相手の主張に対して、異論、反論し、自分の意見を論理的に主張していく。かなり高レベルではあるが、参加者全員の興味関心を一気にひきつけるものだった。「その考えは違う!!!」という怒りにも近い葛藤をもたせ、それに対して自分の国の立場から反論する。非常に興味深い授業だった。
この授業のポイントは以下のとおり
1)高次思考力に焦点を当てている
論理的思考、批判的思考、判断、選択、比較といった思考のプロセスが多く盛り込まれている。発表だけしかみていないので、どのように生徒の学習を支援しているかは分からなかったけれど、ここまで生徒たちが様々なリソースを利用して自分の意見をまとめるには、多くの工夫やしかけがあったに違いない。
2)Authentic(真正)な文脈での学習環境
国連の会議という場面を設定することで、非常にリアルな状況を作り出していた。実際に国連の旗を黒板に張り、会議の雰囲気を出すために各国の国旗を机に置き、マイクも設置。また、ロールプレイによりグループが各国の代表になることでその国の情報に責任をもつことができる。
3)葛藤を引き起こさせる工夫
他の国の意見、つまり異なる視点からの異見に対して、「それには合意できない」といった感情がでてくる。たとえば、イスラエルの主張は他の国の代表に刺激や葛藤を起こさせるものであった。それに対して、国の代表としてどのように理論的に相手を説得させるのか、そのプロセスの中で、高次思考力と表現力などさまざまな力を育成できると思った。
4)ICTの有効活用
発表の様子をビデオに撮っていた。自分たちの発表を振り返るというだけでなく、各国の代表の演説をニュースのために撮影されているという設定だ。つまり、カメラを単に撮影の道具として使うのではなく、カメラ自身も「国連会議を中継するカメラ」としてとらえ、カメラ目線で演説するような仕組みにしているのだ。演説の内容は紙にかいていて、それを見ることは許されているが、カメラがあることで、下ばかりをみず前を見て発表するように促している。教師が「前を向いて発表するように」と言うのではなく、前を向くような工夫をカメラを使ってしていたのも非常に興味深かった。
午前中は授業見学、午後は大学の授業や現職の先生とのディスカッションをしました。
今日の活動時間は朝の8時半から夜の9時・・・・。だいぶがんばりました。
とくに6時から9時の3時間にわたるディスカッションは非常に意味深いものでした。
詳細については後ほど報告します。まずは授業見学についてと今後の課題について報告します。
今日見学した授業は以下のとおりです。
1時間目 英語
2時間目 英語(帰国子女クラス)
3時間目 美術
4時間目 英語(帰国子女クラス)
2時間目 英語のクラス(2時間目 帰国子女クラス)
この授業では、音楽をテーマに生徒が自分たちが好きな曲を選び、その曲についての背景、音楽の意味、自分の意見について発表する。生徒によって発表の内容にだいぶ差があるが、生徒によっては、クリティカルに曲の内容を解釈し、しっかり自分の意見を創造していた。たとえば、「この曲は、母の愛を表しているようにみえますが、作曲の・・の生まれた環境から実は・・・と意味しているのではないかと思います」「この曲はビートルズの最盛期の曲ですが、この曲がヒットした理由として・・・ということが考えられるのではないかと思います」といったように、単に曲の紹介ではなく、作者や歌手の背景、時代を考慮しながら曲について発表している生徒もいた。
ハムゼはクリティカルシンキングとクリエイティビティを視野にいれた実践だ、といって非常に興味を示していました。また、発表者だけでなく視聴者も発表に関わる工夫がされていた。たとえば、視聴者は発表者に対してコメント(メッセージ)をするようになっており、よかった点、改善したほうがいい点、興味をもった点をまとめていた。
高次思考力に興味を持っているハムゼは授業を観察する際、その授業がBLOOMが提案している教育の目標(Objective of the education)のどこにあたるかを分析できるようになっているのがすごく嬉しい。始めは、何の目的もなく授業を”見学”していたが、今は、動機付けの方法やタキソノミーを考慮した授業分析ができるようになっている。
ところで、今後の課題として、”Creativity"についてしっかり理解を深めたいと思った。自分の意見をいうこともCreativityということができるのか。意味を作り出すこと(Mean making)、知識を構築すること(Knowledge construction)、提案(Suggestion)など以外に何をCreativityということができるのか。イギリスの創造的学習を参考にしながらCreativityについて理解を深めたい。それが高次思考力の理解を促進させるだろう。
4時間目 英語クラス(帰国子女クラス)
この授業はだいぶ高度な授業内容だった。国連の会議という仮想空間を作り出し、各国の代表がどのような視点から”平和”について捉えているのかをグループごとに発表していた。
一番初めのグループは、(偶然にも)イスラエルからの代表の演説でハムゼもイスラエルの主張にだいぶ何か言い足そうな感じでした。しかし、これがこの授業の面白い点だと思った。なぜなら、次はオーストリア代表の演説でそこにはイスラエルとはまったく異なる視点で平和と捉えて今後の平和活動の提案をしている。つまり、それぞれのグループが、どこかの国の代表というアイデンティティを持って、自分たちの意見を述べ、相手の主張に対して、異論、反論し、自分の意見を論理的に主張していく。かなり高レベルではあるが、参加者全員の興味関心を一気にひきつけるものだった。「その考えは違う!!!」という怒りにも近い葛藤をもたせ、それに対して自分の国の立場から反論する。非常に興味深い授業だった。
この授業のポイントは以下のとおり
1)高次思考力に焦点を当てている
論理的思考、批判的思考、判断、選択、比較といった思考のプロセスが多く盛り込まれている。発表だけしかみていないので、どのように生徒の学習を支援しているかは分からなかったけれど、ここまで生徒たちが様々なリソースを利用して自分の意見をまとめるには、多くの工夫やしかけがあったに違いない。
2)Authentic(真正)な文脈での学習環境
国連の会議という場面を設定することで、非常にリアルな状況を作り出していた。実際に国連の旗を黒板に張り、会議の雰囲気を出すために各国の国旗を机に置き、マイクも設置。また、ロールプレイによりグループが各国の代表になることでその国の情報に責任をもつことができる。
3)葛藤を引き起こさせる工夫
他の国の意見、つまり異なる視点からの異見に対して、「それには合意できない」といった感情がでてくる。たとえば、イスラエルの主張は他の国の代表に刺激や葛藤を起こさせるものであった。それに対して、国の代表としてどのように理論的に相手を説得させるのか、そのプロセスの中で、高次思考力と表現力などさまざまな力を育成できると思った。
4)ICTの有効活用
発表の様子をビデオに撮っていた。自分たちの発表を振り返るというだけでなく、各国の代表の演説をニュースのために撮影されているという設定だ。つまり、カメラを単に撮影の道具として使うのではなく、カメラ自身も「国連会議を中継するカメラ」としてとらえ、カメラ目線で演説するような仕組みにしているのだ。演説の内容は紙にかいていて、それを見ることは許されているが、カメラがあることで、下ばかりをみず前を見て発表するように促している。教師が「前を向いて発表するように」と言うのではなく、前を向くような工夫をカメラを使ってしていたのも非常に興味深かった。
2007-10-01
授業見学(慶應義塾湘南藤沢中・高等部)3日目

家庭科(Home economy)の授業見学(11時50分~)
ISUZUの工場見学を終えた後、家庭科(Home economy)の授業見学をしました。
この授業は典型的な、知識伝達型(Knowledge transmitted approach)の授業でした。
ハムゼの頭の中には、知識伝達型の授業はよくないという認識があるようなので、この数日間で、知識伝達型の授業も工夫を凝らすことにより有効であることをディスカッションしてきました。しかし、ディスカッションだけでは、なぜ私たちが知識伝達の授業も重要であるか主張するかをハムゼは理解できていないようでした。そこで、今日はあえて、知識伝達の授業を見学させてもらいました。
本授業では、消費の問題についての授業で悪徳商法について、また、万が一被害にあった場合どのように契約を解消するかなどについてでした。キャッチセールス、マルチ商法、クーリング政策などについて新しい単語およびその説明を教師が一方的に生徒に教えていきます。
ところが、授業でまったく寝ている人がいないのです。みんな一生懸命ワークシートに書き込みながら真剣に授業を受けていました。その理由は、この授業の特徴でもあるワークシートの有効的かつ効果的な活用方法だったのです。
知識伝達であっても、様々な工夫によって非常に効果的な授業を展開することができます。ハムゼには、「知識伝達か学習者中心」という二項対立の考えがあるようですが、今後それぞれの学習方法といい点(Plus)、マイナス(Minus)、どう工夫するかの3点について理解を深めたいと思います。
理科ネットワークを利用した理科の授業(12時15分~)
4時間目の後半は、JSTが提供している”理科ネットワーク”というデジタル教材を利用した地層の授業を見学しました。様々な視聴覚教材を利用している授業でした。生徒たちは実際に噴火している火山をみたことがないので、実際の映像を見せながら説明を加えたり、その後すぐに実物の火山灰を見せたりなど、生徒が学習していることをよりイメージしやすい工夫がいくつもされていました。
ちょうど構成主義IDで有名なRichard Myerの論文をハムゼと輪読しており、その論文の中に、既有知識を活用してある事象を理解するのは、テキスト情報と画像情報が必要であるといったことが書いていたので、ちょうどこの授業でその理論を実践として確認することができたようです。
学習していることをよりイメージしやすい工夫をUNRWAでもしてきているのですが、単に映像や画像を見せればいいというわけではなく、明確なストラテジーの中で利用していく必要があります。来週からマルチメディア教材制作の研修を行うので、その際にその理論についてもしっかりおさえて学習したいと思います。
ISUZUの工場見学を終えた後、家庭科(Home economy)の授業見学をしました。
この授業は典型的な、知識伝達型(Knowledge transmitted approach)の授業でした。
ハムゼの頭の中には、知識伝達型の授業はよくないという認識があるようなので、この数日間で、知識伝達型の授業も工夫を凝らすことにより有効であることをディスカッションしてきました。しかし、ディスカッションだけでは、なぜ私たちが知識伝達の授業も重要であるか主張するかをハムゼは理解できていないようでした。そこで、今日はあえて、知識伝達の授業を見学させてもらいました。
本授業では、消費の問題についての授業で悪徳商法について、また、万が一被害にあった場合どのように契約を解消するかなどについてでした。キャッチセールス、マルチ商法、クーリング政策などについて新しい単語およびその説明を教師が一方的に生徒に教えていきます。
ところが、授業でまったく寝ている人がいないのです。みんな一生懸命ワークシートに書き込みながら真剣に授業を受けていました。その理由は、この授業の特徴でもあるワークシートの有効的かつ効果的な活用方法だったのです。
知識伝達であっても、様々な工夫によって非常に効果的な授業を展開することができます。ハムゼには、「知識伝達か学習者中心」という二項対立の考えがあるようですが、今後それぞれの学習方法といい点(Plus)、マイナス(Minus)、どう工夫するかの3点について理解を深めたいと思います。
理科ネットワークを利用した理科の授業(12時15分~)
4時間目の後半は、JSTが提供している”理科ネットワーク”というデジタル教材を利用した地層の授業を見学しました。様々な視聴覚教材を利用している授業でした。生徒たちは実際に噴火している火山をみたことがないので、実際の映像を見せながら説明を加えたり、その後すぐに実物の火山灰を見せたりなど、生徒が学習していることをよりイメージしやすい工夫がいくつもされていました。
ちょうど構成主義IDで有名なRichard Myerの論文をハムゼと輪読しており、その論文の中に、既有知識を活用してある事象を理解するのは、テキスト情報と画像情報が必要であるといったことが書いていたので、ちょうどこの授業でその理論を実践として確認することができたようです。
学習していることをよりイメージしやすい工夫をUNRWAでもしてきているのですが、単に映像や画像を見せればいいというわけではなく、明確なストラテジーの中で利用していく必要があります。来週からマルチメディア教材制作の研修を行うので、その際にその理論についてもしっかりおさえて学習したいと思います。
企業見学:ISUZU自動車とIBM

今日は、午前にISUZU自動車の工場(藤沢工場)、午後は、大和にあるIBMを訪問しました。
学校の授業見学ももちろん非常に価値のある学習の場なのですが、少し違う視点を入れることで、分析や解釈の枠組みも広がります。実際、この2つの企業見学後、ハムゼの学習動機はずいぶんアップしたと思います。
ISUZU自動車の工場見学(2時間)
ISUZU自動車のマネージャに概要説明をしてもらい、その後工場の中を見学させていただきました。車の製造プロセスをみるだけでもかなり興味深いのですが、特にハムゼにとって勉強になったのは、職場の環境デザイン(Design for working environment)とシステムでした。何か問題が発生すれば、すぐに対応できるようなシステム作り、高品質を維持するためのモデルとその普及と強化、機械化による品質維持と人間の作業の分業。
教育もかつては、効率よく与えられた知識を獲得するための教授方法を、車の製造プロセスや分業なども参考にしていたと聞いたことがあります。実際にその現場をみることで、本だけでしか学べなかった理論を自分の体験として理解できたのではないでしょうか。
ハムゼが最後にマネージャーに質問したことは以下の2点
① 三菱などもトラックを作っていると思いますが、顧客にISUZUの車を買ってもらうために、どのような工夫をしているのか、どのような差別化をしているのか。
② 日本以外の国(タイなどアジア諸国)に工場を持っているというが、どのように日本と同じ質を維持しているのか。
車の製造過程をみるのは経験だったこと、また車を生産する様々な工夫、質を維持するための工夫、国を超えたコラボレーションなども知ることができたので、非常に学ぶことが多かったと感動していました!
IBM大和研究所見学(1時間半)
”ハムゼの目がキラキラしていた”と表現するのがいいのでしょうか。IBMでの見学のあと、興奮して、”Great”という言葉を連発していました。自分たちはクライアントとしてPCを利用しているけれど、そのPCのインターフェースがどのように開発されているのか、どのようにシステムがカスタマイズされているのかを考えたこともなかったと話していました。
現在IBMはノートPCをLENOBOへ売却し、実質IBM大和研究所では、ユーザビリティーとアクセシビリティに対応したインターフェースの開発、デジタル機器に搭載する様々なシステム開発などを行っているそうです。また、IBMが開発したセルプロセッサやシステムは他の企業(たとえば、ゲームでいうと任天堂やSONYなど)に利用してもらうなど、企業間での協同によって自分たちの位置づけを確保しているということです。
今日は、その一部を見学させてもらい、IBMの新テクノロジーを体験でき、感動していました。
このような他の企業とのコラボレーションや、アクセシビリティを考慮したインターフェースの開発、社会貢献などIBMの姿勢や取り組みにずいぶん興味をしめしていました。
学校の授業見学ももちろん非常に価値のある学習の場なのですが、少し違う視点を入れることで、分析や解釈の枠組みも広がります。実際、この2つの企業見学後、ハムゼの学習動機はずいぶんアップしたと思います。
ISUZU自動車の工場見学(2時間)
ISUZU自動車のマネージャに概要説明をしてもらい、その後工場の中を見学させていただきました。車の製造プロセスをみるだけでもかなり興味深いのですが、特にハムゼにとって勉強になったのは、職場の環境デザイン(Design for working environment)とシステムでした。何か問題が発生すれば、すぐに対応できるようなシステム作り、高品質を維持するためのモデルとその普及と強化、機械化による品質維持と人間の作業の分業。
教育もかつては、効率よく与えられた知識を獲得するための教授方法を、車の製造プロセスや分業なども参考にしていたと聞いたことがあります。実際にその現場をみることで、本だけでしか学べなかった理論を自分の体験として理解できたのではないでしょうか。
ハムゼが最後にマネージャーに質問したことは以下の2点
① 三菱などもトラックを作っていると思いますが、顧客にISUZUの車を買ってもらうために、どのような工夫をしているのか、どのような差別化をしているのか。
② 日本以外の国(タイなどアジア諸国)に工場を持っているというが、どのように日本と同じ質を維持しているのか。
車の製造過程をみるのは経験だったこと、また車を生産する様々な工夫、質を維持するための工夫、国を超えたコラボレーションなども知ることができたので、非常に学ぶことが多かったと感動していました!
IBM大和研究所見学(1時間半)
”ハムゼの目がキラキラしていた”と表現するのがいいのでしょうか。IBMでの見学のあと、興奮して、”Great”という言葉を連発していました。自分たちはクライアントとしてPCを利用しているけれど、そのPCのインターフェースがどのように開発されているのか、どのようにシステムがカスタマイズされているのかを考えたこともなかったと話していました。
現在IBMはノートPCをLENOBOへ売却し、実質IBM大和研究所では、ユーザビリティーとアクセシビリティに対応したインターフェースの開発、デジタル機器に搭載する様々なシステム開発などを行っているそうです。また、IBMが開発したセルプロセッサやシステムは他の企業(たとえば、ゲームでいうと任天堂やSONYなど)に利用してもらうなど、企業間での協同によって自分たちの位置づけを確保しているということです。
今日は、その一部を見学させてもらい、IBMの新テクノロジーを体験でき、感動していました。
このような他の企業とのコラボレーションや、アクセシビリティを考慮したインターフェースの開発、社会貢献などIBMの姿勢や取り組みにずいぶん興味をしめしていました。
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