2007-09-10

シンキング・ツールの冊子作成


今日は、シンキングツールの冊子作成に集中していました。

ホームステイの後で少々疲れているようでしたが、非常一生懸命とりくみ、7時過ぎまで作業をしていました。ハムゼの集中力と熱心さには脱帽です。

一方、NPOスタッフは、明日から始まる学校見学のためのワークシートや、ディスカッションのための資料を準備しました。ハムゼは非常にモチベーションが高く、興味関心の領域が広いため、彼のニーズに応えるためにも、スタッフも必死です!!!しかし一緒に勉強できるので学ぶことは多いです。このように切磋琢磨しながら、この2ヶ月の研修をすばらしいものにできればいいなと思います。

2007-09-06

プレゼンテーション研修(ふりかえり)


【ハムゼの感想】

このワークショップでは、”どのようにいいプレゼンテーションを作るのか”について、事例をもと(UNRWAの先生が作ったもの)”をディスカッションし、意見を交換することによって、明確に何を注意しなければいけないかを理解することが出来ました。

今回よかったことは、ディスカッションだけではなく、具体的にUNRWAの先生や生徒に配布できるようなプレゼンテーションに関する教材をつくれたことです。

プレゼンテーションについては、私もずいぶん既に知っていましたが、今回このワークショップに参加して非常に勉強になったことが2点あります。

1つは、チームで一緒に活動することで、どのように他者と一緒に活動すべきなのかということを学びました。たとえば、何か意思決定をするとき、他者の意見を尊重し、全員が合意するまで話し合うこと、少しでも不明確なことがあれば、それが明確になるまでしっかり調べ、話し合い、明確にしようとすること、何かを制作する際には、時間をかけて計画し、準備し、そしてPLAN-DO-SEEを何度も繰り返して、ミスが内容にすることなどです。私は一度教材が完成したとき、これで終了したと思いました。ところが、内容を何回も確認し、ミスがあればもう一度修正し、確認し、という繰り返しのプロセスを経て、教材がどんどんよくなっていくのを体験し、チームで一緒に活動すること、そして時間をかけてしっかり見直すことの大切さを学びました。

2つめは、このようなワークショップをする際、臨機応変な対応に対してもしっかり準備をするということです。1日目が終了し、教材を作るということになったとき、私は、他のメンバーは時間になって家に帰ったと思っていました。ところが、明日のワークショップのために、7時まで残って準備をしているのをみて、その姿勢に感動しました。これまでは、ワークショップをする際、準備はすぐにしてしまっていたのですが、しっかりみんなで話し合って、準備するという姿勢は非常に印象的で勉強になりました。

本当に、一緒に活動してくれた魚住くん、ショウガミネくん、さきえさん、のぶさん、ありがとうございました。

→この感想をワークショップの最後に聞いたとき、この研修で最も重要としている「学習者中心型アプローチ」のコンセプトをハムゼが理解してくれるようになったと思いました。他者との協働を通して、学ぶということを、これまでは、頭では分かっていても、なかなか体験し理解していなかったと思います。今回プロゼンテーションについての明確な理解と共に、LCAを通してそのコンセプトを理解し、実体験してもらえ非常に良かったと思います。

2007-09-05

ホームステイ

9月7日、8日、9日の3日間、ハムゼは、大阪府が企画してくれたホームステイに参加してきました。
はじめは、行きたくないとずいぶん気持ちが進まないようでしたが、3日間が過ぎた今日話をきくと、とても楽しく過ごせたようです。

初日は、大阪府が日本食(てんぷらなど)の作り方を教えてくれ、その後ホームステイ先の松原へ。
ユニバーサルスタジオにいったり、中国展に参加するなど有意義な時間をすごしたようです。

今日からは、シンキングツールの冊子をつくるのに精をだしています。
NPOスタッフは、明日からはじまる学校訪問にむけて事前準備と、ディスカッションのための教材つくりで一日を過ごしました。

2007-09-04

プレゼンテーション研修(2日目)


9月3日、4日とプレゼンテーション研修を行いました。
学部生の魚住(かちょ)が中心となり、メンバーが足りないということで急遽、正ヶ峯(ガミネ)、大村(さきえ)、田中(ノブ)の3人が緊急参戦状態で始まりました。3日の午前の段階では英語ということもあり、緊張した状態。お世辞にも雰囲気が良いとはいいにくい形となりましたが、まこさんからの助言もありeducation materialを作成することになりました。昼食で打ち解けた後は、全員で上手なプレゼンのポイントを押さえ冊子の作成を開始・・・。しかし、のってきたところでタイムアップ!!学部生だけで次の日の準備。
4日はかちょ・ガミネ・ハムゼの3人で冊子作成の続きを行いました。シリアでも使われる教材ということで画像なども多く盛り込んだものにしていくため、イラストレーションに写真を取り込んだり、色や絵を使って見やすくしていきました。何回も見直しをし、全体のレイアウトを確認して完成したときには外も暗くなっていましたとさ。。。

魚住の感想
普段からプレゼンについて教えることは多いですが、国際交流という分野で初めて関わったことで、自分に足りない部分が多く見えました。準備にしても、進行中にしても、いろいろな人に助けられたため最後まで行えたのだと思います。一日目に予定通りにはいかないことがわかった時点で、二日目の準備をしなければならないときにメンバーが時間を気にせず残ってくれたり、要所要所でアドバイスをくれたマコさんや今野さん、最後まで共に作成してくれたハムゼさんなどに助けられ、やりきることができました。とても有意義な時間でした。このような機会を与えてくださったマコさん、今野さんには感謝しきれません。ありがとうございました。またハムゼさんが、共にワークショップを行いましょうと言ってくれたため、またそのような機会を設けて行ってみたいと思います。今回反省したことを忘れず次に生かして・・・。

正ヶ峯の感想
大学…特に今のゼミに入ってから良く思うことが、「こんな経験が出来る機会なんて普通無いで…」ということです。今回もまた、自分から動き出さない限り到底出会えそうもない機会を緊急参戦という形ながらも得ることが出来た。それだけでもう奇跡ですよ。ディスカッションの中で学ぶことも多いけれども、そうした活動の中で自分がどんな行動を取り、またどんなことを考えるのか…そんな自分を見つめることもまた学びになります。マコさんと今野さん、ハムゼさんが、時々かけてくれるアドバイスや提案…その中にも、自分にとって新たな発見になるような言葉が含まれている。「与えられたチャンスは逃がすな」という事に、こうした活動に参加するたびに強く共感させられます。同時に海外の方々の持つ今までの自分に無い視点や優しさにも。そうしたことから、今回も充実した気持ちで帰宅することができます。また少し、豊かな人間に近付かせていただき、ありがとうございました!

報告:魚住 東至明・正ヶ峯 広朗

2007-09-03

プレゼンテーション ワークショップ(1日目)


プレゼンテーション研修では、パワーポイントの使いかた(SKILL)ではなく、①どのようなプレゼンテーションが視聴者にとっていいのか、②プレゼンテーションを使ったプロジェクト学習の2つの内容について行った。

本ワークショップは、大学4年生の魚住くんが中心になって準備をしてくれた。その理由として、彼と彼らのチームは高等学校の教科情報でプレゼンテーションを利用したプロジェクト学習を2年以上経験しており、彼らの知見が今回のワークショップに有益だと考えたからである。

1日目は、どのようなプレゼンテーションが視聴者にとっていいのかについてディスカッションを中心に行った。

まずは、UNRWAの先生が作ったプレゼンテーションを全員(大学生、大学院生6人)で観察し、PMIシートにPlusポイント、改善する点(Minus)、興味深い点(Interesting)の3点について議論しました。

その中で特に興味のあった部分は、子どもたちの個人写真を利用する際に保護者や生徒の許可をとったのか、という点に関して、ハムゼから「これは文化の差異を考えさせられるものだ」という意見がでました。シリアでは、子どもたちの個人写真を使うということは、子どもたちの動機付けにつながる。」ということでした。

日本で考えられている内容や方法が必ず正しいのではなく、社会・文化的な視点から物事をとらえ、すべての活動や考えに対して異なる意味や価値があることを考慮してワークショップをしていかなくてはいけないということに気づけたのではないだろうか。

※今日から研修に参加してくれた院生や学部生にも振り返りシートをかいてもらうことにした。もちろん私も。そうすることによりこの研修が学部生や院生にとっても学びの場であることが確認できるだろう。(Situated Learningの視点から)

報告:岸 磨貴子

ICT教育についてのディスカッション


午後3時から夕方7時まで、大学院生(田中、金、鎌田、盛岡、今野、岸、澤田)と一緒に、ICT教育についてディスカッションしました。ちょうど明日から大学院生のほとんどが国際学会に参加し、自分たちの研究テーマについて報告します。そこで、そのためのリハーサルとハムゼとの情報共有と2つの目的でこのディスカッション会を設けました。


ディスカッションテーマは、大学院生が今研究しているテーマで、メディアリテラシー、国際交流学習、プロジェクト学習(問題解決型学習)、内発的動機、高等教育における授業支援の試み、評価支援ツールとハムゼにとって自分の専門分野であったり新しいテーマであるため非常に有意義な議論ができたと思います。


ハムゼは、教育のフィールドで非常に豊かな経験があるため、ディスカッションは白熱し、非常に意味のあるものだったと思います。英語という言語による問題はあったものの、通訳を少し交えながら、しっかり内容について吟味することができたのではないでしょうか。


今回のディスカッションについては、ハムゼに理解してもらうために院生が試行錯誤しながら説明しようとしたところにも非常に意味があると思います。少しでも不明確なところがあると、質問されるので院生も自分が明確に理解していないところをしっかり把握できたのではないでしょうか。


報告:岸 磨貴子


2007-09-01

Learner Centered Design


今日は、田中くん、笹尾君、今野君、岸の院生4名トハムゼで、「Learner Centered Design」についてディスカッションしました。ディスカッションのテーマであるLearner Centered Designは、ケンブリッジが出しているLearning Science(学習科学)の参考文献からピックアップしました。

今日のディスカッションで議題になったのは、
1)Scaffolding ヴィゴツキーの最近接領域理論から、実際にどういうScaffoldingがあるのかについて具体的な例をだしてディスカッションしました。
2)ICTが学習者中心に果たす役割について
3)内発的動機と外発的動機について またそれとScaffoldingの関係性について
4)活動理論とConflictについて
5)協調学習のコンセプトについて
6)Scaffolded Knowledge Integration Frameworkの4つのmetaprincipleについて

この論文には学習科学の重要なポイントがたくさん入っているので、1時から3時までの2時間のディスカッションでは十分ではないと判断し、次回は、9月11日の午後7時から再度このテーマについて議論することにしました。次回は他の院生(盛岡くん)や久保田先生にも入ってもらい、理解を深めたいと思います。

報告:岸 磨貴子